突然のトラブルやストレスになるような嫌な出来事に見舞われたとしても、すぐにいつもの気持ちに戻ることができれば、身動きできないようなひどい状態にはなりません。
どツボにハマってネガティブ思考に囚われひどい状態になる前に、抜け出すための「自分にとって」良い戦略をもっていれば気持ちに余裕ができます。また、その気持ちの余裕があれば、できごとを過度にネガティブに捉えずにすみます。
私にとって今日(3月6日)あったショックな出来事は、緊急事態宣言が延長されたために、来週の講座が中止になったことです。官公庁様だったので国がそう決めれば当然中止になります。(研修のご依頼はいつでもご相談ください)
自分でどうにかできることと、どうにもならないことを切り分けて考え、どうにもならないことについては考えすぎないことが大切です。どうにもできないことに注目しすぎないとは、言い換えると自分ができることに集中するということでもあります。
目の前の作業に没頭し、自分が何をすれば良いのか、その結果どうなるのか(自分にとってどんな良いことがあるのか)について理解できている時はストレスを感じにくいものです。
ところが、今に集中できずに過去の嫌な体験を思い出して、自分で自分をさらに不愉快な気分にしていくと、底なし沼かアリ地獄のようにどんどん沈んで上がってこれなくなってしまいます。
この状態をレンタルビデオ店(最近だいぶ店数が減りましたが)の例え話にしています。店内には何千本と色んな種類の映画やビデオがあるのに、わざわざ自分が嫌いなビデオを借りて不愉快になっていると例えています。レンタルビデオでわざわざ自分が苦手で嫌いなものを借りて見続ける人はいません。記憶の中の嫌いなことを思い出す行為も同じです。何度も思い返す必要はありません。
でも、こころが疲れきっていると切り替えるために他のものを選ぶ気力すらなくなっている場合があります。そこまで落ち込む前に、事前に対処法を準備しておけばスムーズに気持ちの切り替えに取り組むことができます。
自分にとって好きなことや楽しいこと、ワクワクできることを事前に選んでおけば、ネガティブな思考に振り回されることなく、ストレスともうまく付き合っていけます。
子供のころ好きだった物やこと、今までにハマったことのある趣味など過去の楽しかった記憶を思い出すだけでもこころに良い影響があります。さらに、安心安全な場でワクワクできることについて話して、相手の話しも聞いてみるワークは自己肯定感があがりそれ自体がストレス解消のひとつにもなります。
ご興味をお持ちいただけましたら詳細もご覧ください。
詳細は「保育コミュニケーション協会」様のHPになります。
開催日時3月15日、29日どちらも20時からzoomを利用。「心が疲れている人のためのストレス解消法」
カテゴリー: 公開講座, 研修 タグ: コーピング, ストレス, セミナー, レジリエンス, 公開講座, 研修