自分のストレスを客観的に知る
自分が今どの程度のストレスを受けているのかは主観的な判断によります。同じ問題や状況に置かれていても感じ方が人それぞれなので他人との比較はしにくいところです。
そこで客観的に判断するためのストレスチェック表が作られています。このチェック表で高得点が出るようなら、その後精神的な問題を発症するリスクが高くなります。
元々はHolmesとRaheが考案され、日本では夏目誠博士(大阪樟蔭女子大学・大学院名誉教授)が国内向けに再編されています。
ストレスに該当する項目の中には仕事のペースの変化や労働条件の変化も含まれています。これらはコロナ禍でテレワークになった人は該当するのではないでしょうか。(ページ下部にリンクがあります)
職場のストレス
メンタルヘルスマネジメントでは、自分でストレスに対処することをセルフケア、組織としてメンバーのメンタルヘルスへ配慮することをラインケアと言います。これまでメンタルの問題は個人の事とされる風潮でしたが、これからの管理職の方はラインケアにも注意を払う必要があります。
職場でのストレスは仕事の質や量それに人間関係に起因するものなど様々な種類があります。管理職の方がひとりで全て対応できるわけではありません。
職場全体としてストレスの軽減や解消に取り組むことができれば、メンバーそれぞれのワークライフバランスも整い働きやすい職場になります。
そのためには人に上手く自分の思いを伝える方法や、相手への配慮はしながらも自分の主張はきちんとするアサーティブな伝え方も必要です。
せっかくストレスを解消しても、すぐに溜まっていくようでは効果は限定的です。セミナーではコミュニケーションが原因となるストレスを下げるための方法もあわせてお伝えしていく予定です。
ご興味をお持ちいただけましたら詳細もご覧ください。
詳細は「保育コミュニケーション協会」様のHPになります。
開催日時3月15日、29日どちらも20時からzoomを利用。
「心が疲れている人のためのストレス解消法」
参考資料
・ストレスチェック表(夏目誠氏のページ)
・精神神経学会雑誌_2008「出来事のストレス評価」夏目誠大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科
・NHKスペシャル「キラーストレス」(ストレスチェックの自動集計ができます)
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