Scientific Americanの記事”The Wisdom of Crowds Requires the Political Left and Right to Work Together”
組織内に多様性があるほうが良いという話は最近よく聞きます。
多様性というと性別や国籍なんかが思いつきやすいですが、この記事によると政治的意見の違いでも同じように効果があるようです。
面白いのは意見が違う人の対話の場として、ウィキペディアの記事の編集を実験に使っているところ。オンラインでできるので実験に参加してもらいやすくなり、記録を残しやすいので後で測定するのにも便利ですね。
実験の結果、意見の違う人が議論を重ねるとやはりブラッシュアップされて良い記事になります。
そして、ブラッシュアップのために対話するうえで大切なことは
”We learned that if you have balanced polarization, that led to less toxic language, and less toxic language led to having longer debates.”
政治的に偏りすぎずにバランスを保っていれば毒舌は少なくなり、毒舌が少なくなれば対話は長く続けることができる。
自説に固執する毒舌家や暴言を吐く人は建設的な対話ができない。
という、当たり前のことのようですが、上司が人の意見を聞かない毒舌家だったりすると建設的な会議にならないですよね。
議論を重ねてより良い案を作り出すために多様性はもちろん大事だと思います。同時に意見を言っても大丈夫だと確信できる心理的安全があることも重要です。
改めて多様性について思った時に自分が受けてきた学校教育を振り返ると、生徒の画一化が目的だったんじゃないかと思わずにいられません( ゚Д゚)。
参照
https://www.scientificamerican.com/article/the-wisdom-of-crowds-requires-the-political-left-and-right-to-work-together/
https://awakener123.com/psychological-safety_1/
https://rework.withgoogle.com/guides/understanding-team-effectiveness/steps/identify-dynamics-of-effective-teams/