昨年、googleはチームの業績を向上させる要因についての研究成果を発表しました。
その結果によれば、心理的安全、信頼性、構造、意味、インパクトの5つが要因となりえたものでした。
この中でも「心理的安全」が特に重要でした。
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心理的安全が確保されたチームで働いているメンバーは離職率も低く、チームメイトからの多様なアイデアを活用することでより多くの収益をもたらし、その効果はおよそ2倍に達すると経営層から評価されています。
(引用原文 Tool: Foster psychological safety)
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優秀なチームの共通点を調べたところ、一般的に考えられるような個々人のスキルの高さや、カリスマ性のあるリーダーがいることなどよりも、メンバーが均等に発言していることや他者への共感性の平均値が高いことのほうがチームの成果に大きく影響していました。メンバーにとってこの二点は、チームが心理的安全な場だと感じるために必要な要素です。
気をつけなくてはいけない点は、これらが単純に仕事外でもメンバー同士で話していたり、共通の趣味があるような人間関係の良さというよりも、発言することで「他のメンバーから馬鹿にされないだろうか」とか「リーダーから悪評価されないだろうか」という恐れやためらいを持たずに質問をしたり本音で発言できる関係だということです。
ストップウォッチで計って全員に同じ時間だけ無理やり話しをしてもらってもそれは心理的安全な場にはなりません。
職場で使える心理的安全な場=安心安全な場の作りかたについて研修でお伝えしている方法について次回まとめます。
参照:https://rework.withgoogle.com/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/
Photo credit: brian.abeling via Visualhunt / CC BY-NC-ND
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