Q.
私自身が仕事と家庭のバランス(ワークライフバランス)をとることに悩んでいます。こんな中で部下のワークライフバランスへの対応をどうすればよいのか困っています。
A.
責任感を持って仕事に取り組まれる方ほど、仕事の要求に応えようとし過ぎてバランスを崩しがちです。さらに、いわゆる仕事のタコツボ化になるとチーム内でも仕事量の不均衡ができてしまい、過重に働いている人はバランスを崩してしまいます。
個人の責任を重視する組織風土のせいなのか、制度的にそうならざるを得ないのかそれぞれの事情がある事なのだとは思います。ただ、いずれにしてもチーム(組織)で仕事をしているという意識が希薄になっているのではないでしょうか。
ワークライフバランスも一人だけで完結するものではなく、チームとしてこなさなければなら仕事量に対して全員でどのような分担にしていくのかを話す機会を持たれてはいかがでしょうか。
お互いに仕事内容や量とそれぞれの事情(あまりプラベートな事まで開示する必要はありません。人に話しても良い範疇で)が分かればフォローしあえる部分もでてきます。
全員で均せば達成できる量であれば、人に仕事を任せるための手順書やルールを作れば改善が見込めますが、そもそも仕事量が人員に対して過大なら効率化や省力化が必要になります(人の補充はされない前提です)。
全員がワークライフバランスのとれた暮らしを送るためにも、チームとしてお互いの仕事内容を理解する機会を設けてみてください。
メンバーが本音で話ができる場をつくるためにはやはり普段からの関わりが大切です。その辺りは研修内で話していきます。
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