人を喜ばせることは色あせない

 Psychology Todayの記事「与えることは繰り返しても気分が良くなる”Repeated Giving Feels Good ”」を読んで。

 同じ経験から得られる幸福感は繰り返すと、慣れてしまい低下します。繰り返されると基準が上がるので最初ほど嬉しくないという経験があると思います。

 

Consistent with the idea that people adapt to repeated experiences, their happiness with the gift they got themselves went down each day.
人々が繰り返しの経験に適応するという考えと一致して、彼らが彼ら自身に与えた贈り物に対する彼らの幸せは毎日落ちました。

 

 この逓減効果は自分のためにお金を使った時と、寄付などで誰かのために使った場合では違いがあります。自分のためでは同じものを5日間続けて買うことで満足感を感じにくくなったのに、寄付では初日と同じくらいの満足感を得られました。(※参照1)

 

 実験自体には、自分のためでも毎日違うものを選ぶと満足感を損ねにくいのではとか、使う金額は影響しないのかとか、相手からの感謝の気持ちとか、結論に影響がでそうなことがいろいろと思い浮かびました。
 しかし、人を喜ばすことで嬉しくなる気持ちは繰り返しても変わらないと考えると人への親切のきっかけになりますね。
参照
1.”People Are Slow to Adapt to the Warm Glow of Giving” Ed O’Brien, Samantha Kassirer 2018
2.”Repeated Giving Feels Good ” Art Markman Ph.D. 2019

花粉症の季節ですが鼻呼吸は大事

 Psychology Todayの記事”Breathe In! Nasal Inhalations Are Linked to Laser-Like Focus”を読んで。

 

 腹式呼吸や深呼吸をする際には喉を痛めないために鼻から息を吸うことを勧められます。それ以外の理由でも鼻から吸った方が良いことがあるようです。

 

”the researchers found that study participants who inhaled milliseconds before performing a visuospatial task on a computer scored better than those who exhaled just before attempting the same task.”

 研究者は、コンピュータで視覚空間タスクを実行する前に数ミリ秒吸入した研究参加者が、同じタスクを試行する直前に息を吐いた参加者よりも優れていることを発見しました。

 

 鼻から息を吸い込むことと匂いを嗅ぐことは同時に起こっています。野生動物では匂いで周囲の状況を確認することは生き残りにも関わってきます。

 視覚もこれと同期して鼻から息を吸い込むときに視覚空間認識能力が活性するようです。

 残念ながら言語能力に関しては良くならなかったようです。味覚や聴覚を刺激することで言語能力が上がると嬉しいんですが、そんな都合のいいことは見つかっていないみたいです。

 

参照

Breathe In! Nasal Inhalations Are Linked to Laser-Like Focus

Human non-olfactory cognition phase-locked with inhalation”Ofer Perl他2019

解決策は”なんとなく”くらいでちょうどいい

 Psychology Todayの記事The Principle of “Just Cuz”(Steven C. Hayes 2019.1.22)を読んで。

 新年の目標などでなにか大きなをこと決めて一大決心のもとに取り組み始めたけれど、あまりの大変さに投げ出してしまった経験はありませんか。

 これは問題解決で目標を立てた時も同じ事態に陥りがちです。

 自分で決めたはずなのに結果として三日坊主や中途半端でやめてしまうと、達成できない意志の弱いダメな人間だと自己肯定感をさげていくこともあります。

 記事では
Two Counterintuitive Reasons Why Most Resolutions Fail
ほとんどの解決策が失敗する2つの直感に反する理由として
Too Much Action” ”Too Much Pressure
が挙げられています。

 コーチングでは「スモールステップ」といって遠くの目標に到達するためのはじめの一歩として小さな具体的な目標を決めて行動することをすすめています。

 


 大切なことだから変わらなくてはならないと力が入っている人よりも、こだわりがないから変化できるという考えかた。

 しなければならないという外からの圧力ではなく、気が向いたからというぐらいの軽い気持ちで始めて、続けられなくてやめてしまっても気が向いたらまた始める。

 Just Cuz.”なんとなく”で続けていることが案外と目標達成の近道なのかもしれません。

 

参照
※この手の話は解決しないと即死するような切迫した状況を前提にしているわけではないのでその辺は元記事を読んで自分で判断してください(‘Д’)
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/get-out-your-mind/201901/the-principle-just-cuz

怠け者なのは、にんげんだもの

 サイコロジートゥディの記事”9 Signs You May Be a Cognitive Miser”を読んで。
 これをやっていると認知能力を衰弱させる9つの兆候・習慣について。

 タイトルのcognitive miser(認知的けちん坊)よりもLazy Thinkers(考えることを怠ける人)のほうが分かりやすいと思うのもなじみのある単語を選びたがる怠け者だからでしょうか。

  「要点を話す」とか「図を使う」のはプレゼンや説明のスキルの一環とされているので指摘されるとちょっと辛い。他にも「必要な時に検索をして内容を覚えない」とか「外注(アウトソーシング)に丸投げ 」なども耳が痛い。

 ただ、これらの習慣は脳の認知能力を衰弱させるので意識して避けましょう。という正論だけではなかなか続かない。
 そもそも、より短時間で少ないコストで成果を上げるという価値観があると悪い習慣だといわれても効果があるので止められないものもある。

 結局、余白や遊びを許容できる環境がないと易きに流れてしまう。怠け者でもいいじゃないか、にんげんだもの。と、言えるほどは達観できないので、日々あれやこれやと考えています((+_+))。

 

 その他のサインは下のソースからお読みください。メンドクサイと思った人はcognitive miserになりかけているかも(*_*;

参考
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/cognitive-learning-and-skill-deficits/201902/9-signs-you-may-be-cognitive-miser
https://www.livescience.com/27228-we-are-lazy-thinkers.html

【抄訳】ワークライフバランスをとるために大事な6つのこと

サイコロジートゥデイからの抄訳です.

原題”Six Ways to Focus on What’s Important in Your Life”

https://www.psychologytoday.com/blog/in-flux/201708/six-ways-focus-whats-important-in-your-life

Abigail Brenner M.D.精神医学博士 2017.823

 

 ワークライフバランスをとるために大事な6つの方法について書かれていました 。

 まず一番初めにすることは、自分が人生の中で何を一番大事にしたいのかを決めることです。いきなり考えても答えをだすことが難しいので博士は5つの領域で考えてみることを勧めています。

・自分自身

・家族家庭

・興味趣味

・コミュニティ

・キャリア

 

そして、以下の6つのポイントを確認していきます。 続きを読む →