自分の「強み」を知って幸福度を高める

 (新しい職場や新入社員との人間関係で悩んでいる方にもおススメです。)

 VIA研究所blog「誰でももっと幸せになれる単純なエクササイズ”Anyone Can Boost Happiness With This Simple Exercise”」から。

 VIAの提供している強み診断を使って幸福度を高めるためのエクササイズです。

 
 VIAは無料で性格の強みを診断してくれるサービスを提供しています。結果は24の性格の強みについて順位をつけて教えてくれます。有名なストレングスファインダーと似ていますが、こちらは無料で最下位まで出してくれます。
【Take the Free Character Strengths Test】

 設問が120問ありますが、日本語でも使えるのでサクサク進められます。 
 自己理解を深めるには性格診断は良い方法のひとつです。せっかく分かった強みをどう活かせば良いのかについては有料でレポートを取得できます。人から直接教えて欲しければ、ストレングスファインダーなら国内にも認定を持っている人が多数いるので、ストレングスファインダーの方が良いかもしれません。
 
 さて、あなた自身の強みが判明したら、それを使って幸福度を上げることができます。

 やり方は、最上位だった強みを普段と違う方法で1週間使ってみるという単純なものです。

As a refresher, the intervention called “use your signature strengths in new ways” asks people to take the VIA Survey , choose one of their highest strengths, and then use that strength in a new way each day for one week.
 再調査として「あなたの強みを新しい方法で使う」という介入は、VIAサーベイを受けた人々に彼らの最も高い強みのうちの1つを選び、そして1週間毎日新しい方法でその強みを使うように求めました。

 

The results were clear: using signature strengths in new ways boots happiness and life satisfaction and lowers depression.
 その結果は明らかでした。新しい方法で得意な強みを使用すると、幸福と人生の満足度が高まり、鬱病が軽減されました。

 元々、その人にとって得意な強みなので応用方法を考え出すこともそれほど難しくないのだと思います。簡単にできて効果がある(うまくいかなくても変更方法などがすぐに思いつく)ので自己効力感が高まるのではと思います。

 

 この手の性格診断は強みを知ることも役立ちますが、最下位付近を知れることも大切です。最上位と最下位はある程度までは裏返しの関係にもなるので、普段はその強みを発揮することが少なくなります。そうすると、その強みを上位に持っている人の行動が理解しにくくなります。
 相手が自分とは違う強みを発揮しているのだと思えば、相手のことを受け容れやすくなります。

 4月になり新しい職場やそれに伴う人間関係の変化で戸惑われている方のお役に立てれば幸いです。
参照
Take the Free Character Strengths Test ※要アカウント登録
Anyone Can Boost Happiness With This Simple Exercise”Dr. Ryan Niemiec 2018 VIA Blog
New Ways To Happiness with Strengths”Dr. Ryan Niemiec 2012 VIA Blog
The Impact of Signature Character Strengths Interventions: A Meta-analysis” Nicola S. Schutte John M. Malouff 2018 Journal of Happiness Studies

人を喜ばせることは色あせない

 Psychology Todayの記事「与えることは繰り返しても気分が良くなる”Repeated Giving Feels Good ”」を読んで。

 同じ経験から得られる幸福感は繰り返すと、慣れてしまい低下します。繰り返されると基準が上がるので最初ほど嬉しくないという経験があると思います。

 

Consistent with the idea that people adapt to repeated experiences, their happiness with the gift they got themselves went down each day.
人々が繰り返しの経験に適応するという考えと一致して、彼らが彼ら自身に与えた贈り物に対する彼らの幸せは毎日落ちました。

 

 この逓減効果は自分のためにお金を使った時と、寄付などで誰かのために使った場合では違いがあります。自分のためでは同じものを5日間続けて買うことで満足感を感じにくくなったのに、寄付では初日と同じくらいの満足感を得られました。(※参照1)

 

 実験自体には、自分のためでも毎日違うものを選ぶと満足感を損ねにくいのではとか、使う金額は影響しないのかとか、相手からの感謝の気持ちとか、結論に影響がでそうなことがいろいろと思い浮かびました。
 しかし、人を喜ばすことで嬉しくなる気持ちは繰り返しても変わらないと考えると人への親切のきっかけになりますね。
参照
1.”People Are Slow to Adapt to the Warm Glow of Giving” Ed O’Brien, Samantha Kassirer 2018
2.”Repeated Giving Feels Good ” Art Markman Ph.D. 2019