尊重し合える場所が良い職場

 TED「同僚を尊重することがビジネスに良い理由”Why being respectful to your coworkers is good for business”」から。

 尊重までいかなくても、相手を見下さないということは良い人間関係を築くうえで重要です。

 暴言や脅迫まがいになるとパワハラですが、そこまでひどくなくても見下されたような失礼な言動や態度を受けると、やる気だけではなく能力そのものが低下して仕事のクオリティが下がります。
 事例はイスラエルでの医療チームですが、どの産業でも変わりありません。

Researchers in Israel have actually shown that medical teams exposed to rudeness perform worse not only in all their diagnostics, but in all the procedures they did. This was mainly because the teams exposed to rudeness didn’t share information as readily, and they stopped seeking help from their teammates. And I see this not only in medicine but in all industries.
 イスラエルの研究者たちは、失礼にさらされた医療チームが、すべての診断においてだけでなく、彼らがしたすべての手順においても、より悪い成績を収めていることを実際に示しました。これは主に、失礼に晒されたチームがそれほど簡単には情報を共有できず、チームメイトからの助けを求めるのをやめたためです。そしてこれは医学だけでなくあらゆる産業で見られます。

 

 見下すような態度をされて心理的な安全がなくなると、チーム内で会話が少なくなり情報共有ができずにミスが増え創造性も低下します。
 その反対に、心理的安全があると感じられるチームでは仕事の効率も上がります。

 相手のことを大切に思っていると伝える態度に特別なことはそれほど必要ありません。

Well, the nice thing is, it doesn’t require a huge shift. Small things can make a big difference. I found that thanking people, sharing credit, listening attentively, humbly asking questions, acknowledging others and smiling has an impact.
 いいことに、大きな変更は必要ありません。小さいことで大きな違いが生まれます。私は、人々に感謝すること、信用を共有すること、注意深く聞くこと、謙虚に質問をすること、他人を認めること、そして微笑することが影響を与えることを見出しました。

 

 医療機関のOchsner Health Systemでは、人と近づいたら3mで笑顔でアイコンタクトし1.5mで挨拶するよう決めて実行したところ患者の満足度が上がりました。

 キャンベルスープの社長(2001-2011)として業績を回復させたダグ・コナントは、相手を大切に思っていることを示す方法として手書きの手紙を渡していました。
 その数は3万人以上になるそうです。1年3000枚としても1日10枚ぐらい書いている計算になります。多分メモ書きぐらいのものが多かったのでしょう。それでも効果があるようです。

 

What I know from my research is that when we have more civility environments, we’re more productive, creative, helpful, happy and healthy.
私の研究から知っていることは、私たちがより礼儀正しい環境を持つとき、私たちはより生産的、創造的、親切、幸せ、そして健康であるということです。

 

 このことがお互いに共通の認識や常識になっている社会だと住みやすいですよね。
参照
Why being respectful to your coworkers is good for business” Christine Porath 2018 TEDxUniversity of Nevada
Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace” (未邦訳) Christine Porath 2016 Grand Central Publishing

幸福に関しての75年間の研究結果

 TEDx「良い人生のために幸福に関する最も長いの研究からの教訓 ” What makes a good life? Lessons from the longest study on happiness ”」を見て。

 

 75年という長期にわたる素晴らしい研究だと思います。代々引き継いだ研究者、調査に参加し続けた被験者、切られることのなかった予算。これから同じ規模を想定して新しい研究を始めるにしてもハードルは高そうです。
 今からならオンラインでデータを取り扱うことで予算的にもデータの取り扱いにしても楽にはなるんでしょうか。

 この75年間での研究結果として、良い人間関係が幸福を作るという結論は直感的にも納得しやすいものです。

 

The people who were the most satisfied in their relationships at age 50 were the healthiest at age 80.
50才で最も幸せな人間関係にいた人が 80才になっても一番健康だった

But over and over, over these 75 years, our study has shown that the people who fared the best were the people who leaned in to relationships, with family, with friends, with community.
私たちの75年間の研究で繰り返し示されたのは最も幸せに過ごして来た人とは、人間関係に頼った人々だという事でした。それは家族や友達、コミュニティだったり様々です。

 

 この結果に懐疑的な意見もあったようですが、金銭的な満足や社会的な成功よりも良い人間関係が肉体的にも精神的にも幸福感に関係していることは確かなようです。

 

  私たちが主観的幸福を最優先の価値観とすると、生活の便利さ(技術開発、費用対効果etc…)を一旦脇に置くことができるようになるのでしょうか。
参照
What makes a good life? Lessons from the longest study on happiness” Robert Waldinger 2015 TEDxBeaconStreet
Harvard Second Generation Study

精神的に健康な人

 Quick and Dirtytips.comの記事「精神的に健康な人の7つの信念 ” 7 Beliefs of Emotionally Healthy People ”」を読んで。

 いい加減は良い加減とも言ったりもしますが、完璧主義は精神的にも健康に悪いですね。
 7つ全てをいつでもできてる必要はないと記事でも言っています。
 逆にこのうちのどれかが絶対に受け入れられないような気分の時は、ちょっと休んでみる必要がありそうです。

 気にいったのは3番の「自分を笑い飛ばせる“I can laugh at myself.”」

George W. Bush famously said to the Yale graduating class, “To those of you who received honors, awards, and distinctions, I say, well done. And to the C students — I say, you, too, can be President of the United States.”
ジョージ.W.ブッシュがエール大学の卒業生におこなったスピーチが有名です。「優秀な成績を修め表彰され栄誉を得た皆さん。おめでとう素晴らしい。 そしてCクラスだった生徒諸君にもひと言、君たちもアメリカ大統領になることができるでしょう」

 成功して余裕のある時にはできそうですが、不遇な時や失敗したときにでもこれを忘れない余裕を持てるようになりたいですね。

参照
7 Beliefs of Emotionally Healthy People”Ellen Hendriksen 2018.12月