健康を維持するために必要な運動の基準

投稿日: 2019年4月21日

 Psychology Todayの記事「10年の研究に基づく新しい身体活動ガイドライン”New Physical Activity Guidelines Based on Decade of Research”」から。

 ゴールデンウイークを前に暖かくくなってきたので屋外で運動することも快適になってきました。
 毎日歩く程度でも健康維持のために役立ちますが、アメリカでは成人の80%が運動不足という調査結果もあるようです。

 日本の厚生労働省に相当するアメリカ合衆国保健福祉省(The Department of Health and Human Services)からアメリカで推奨されている健康のための身体活動の基準が示されています。(2018年版

For substantial health benefits, adults should do at least 150 minutes (2 hours and 30 minutes) to 300 minutes (5 hours) a week of moderate-intensity, or 75 minutes (1 hour and 15 minutes) to 150 minutes (2 hours and 30 minutes) a week of vigorous-intensity aerobic physical activity, or an equivalent combination of moderate- and vigorous-intensity aerobic activity.
 実質的な健康上の利益のために、成人は少なくとも週に2.5時間~5時間の中程度の強度、または75分~2.5時間の激しい強度の有酸素運動、または同程度の有酸素運動と中程度の組み合わせが必要です。

 中程度の強度の運動が歩いたり掃除くらいの活動に相当します。
 日本では厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」で毎日歩行と同等の活動を60分する事と示しています。週にすると7時間。
 意外と日本の方が厳しい?

 スマートウオッチも安くなって心拍数などの活動量の記録がしやすくなりました。数値化できるとモチベーションも保ちやすくなるので便利です。また、運動することでドーパミンやβエンドルフィンなど脳内物質も出るので精神的な健康にも効果があります。

 健康だからできることもあります。できるだけ維持していきたいですね。
参照
New Physical Activity Guidelines Based on Decade of Research” Christopher Bergland 2018 Psychology Today 
The Physical Activity Guidelines for Americans”Katrina L. Piercy, PhD 2018 JAMA
運動施策の推進” 2013 厚生労働省 

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