お悩み相談:男性部下への叱り方について

投稿日: 2020年12月2日

Q.
自分よりも年上の男性が部下にいます。相手の方が仕事内容にも詳しいので指導するのにも気後れします。どうすれば相手が納得する叱り方ができますか?
A.
下手な言い方で相手にへそを曲げられて仕事に支障が出たり、これからの人間関係が悪くなるのではと不安に思われているのだと思います。

叱る時とは何かしら行動の変化を相手にして欲しい時です。先ず相手が何故そうしいているのかは確認して下さい。前例踏襲なのか、昔の上司の指導結果なのか、本人にとってはもっともな理由があるのかも知れません。一旦、受け止めて(同意ではありません)それからこちらの意見を伝えて下さい。それだけで感情的に反発されることは少なくなります。

それから、よく言われている方法は「三つ褒めて一つ叱る」というものです。相手のことを普段から気にかけて見ていないと、褒めるところを3つ見つけるのも難しかったりします。思い返してみても褒めるところが見つからない時は、日常的に感謝の言葉を伝えるようにしてください。

些細な事でも「ありがとう」や「助かりました」などと言ってくれる人、言い換えると承認のメッセージを伝えてくれる人は大事な味方です。さらに自分は年長者で仕事もできるとプライドを持っている男性は、味方からの頼み事は引き受けてくれる性格な可能性もあります。

叱るという言葉にとらわれず、相手に行動の変化をリクエストしているという視点をもってみると気後れする気持ちも楽になります。

 

研修の中ではコーチング、ファシリテーション、チームビルディング問わず信頼関係をどうやって築いて行くのかを一番の柱にしています。
それでも不安感が拭えなかったり、部下からの意図的なサボタージュで仕事で支障が出る場合はメンタルヘルスマネジメント(ストレスコーピング)やパワハラ対策も行っていますのでお気軽にご相談下さい。

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