お悩み相談:管理職になりたい女性を増やしたい。

投稿日: 2020年12月2日

Q.

 女性で管理職になりたいという人が多くはありません。どうすれば増やせますか?

A.

 女性活躍推進法が施行されて4年以上が経過しました。多くの組織で女性管理職の比率を上げる取り組みを続けられていることと思います。女性が管理職になりたいと思える職場環境の整備はどのくらい進んでいるのでしょうか。

 制度の充実(その運用も含め)とご本人たちの意思の両面を見ていく必要があると思いますが、ここでは話が煩雑になることを避けるためマインドの事を中心にお話しします。

 女性が管理職になって得られる嬉しいこと(メリット)とメンドウそうだなと思う事(デメリット)のどちらの方が多いと対象層から思われているのでしょうか。それらは単に思い込みで事実ではないかもしれません。でも、ご本人にとっては消極的になる十分な理由です。

 相手と十分にコミュニケーションが取れている(本音を話してもらえる)のなら、不安に思っている部分についてサポート体制があることを伝えたり、誤解があるようなら訂正していくなどできることはいくつもあります。ここで気をつけておかなくてはいけない点は、相談者様にはメリットと感じていることと相手にとってメリットと感じていることがズレている可能性です。デメリットについても同じです。相手がどのようにとらえているのか確認しておくことも大切です。

 相手の望んでいる将来設計や未来図と管理職への昇進が決して相反するものではなく、それどころか望みに向かう後押しにつながることだと伝われば、自ら手を挙げてくれる人も増えます。

 

 複数の要因が絡む大きなテーマなので、別の状況についてはまた取り上げていきます。相手が本音で話してくれるような関係をどうやって築いていくのかなどは研修のテーマとして扱っています。メンタルヘルスマネジメント(ストレスコーピング)やパワハラ対策もご相談ください。

 

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